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冬のボーナス!あなたはどう殖やす、どう使う

2008年12月12日

 世界的な金融不安の中、今年の冬のボーナスは、まさに“虎の子”です。リスクの大きな投資はできないけれど、少しでもお得な金融商品に預けて多少なりとも増やしたいもの。ボーナスの預け先として、安全性が高く有利な金融商品のメリットとデメリットを比較検討してみるといいかもしれません。

ネット銀行の定期預金の金利は高め
 ネット銀行は店舗を持たず、通帳も発行しないなど経費が少なくてすむため、通常の銀行よりも金利が高めです。
 例えば、ゆうちょ銀行の1年の定期預金の金利が0.25%なのに対し、イーバンク銀行は0.53%(100万円未満)、住信SBIネット銀行は0.636%(100万円未満)です。
 ネット銀行は預金保険制度(ペイオフ)の対象なので、倒産した場合も1,000万円とその利息まで保障されます。現金の入出金は、提携金融機関やコンビニなどのATMで行うので、無料で利用できるATMが限られていたり、無料利用回数に制限がついていたりします。生活費の出し入れには不便ですが、貯蓄用としては問題ないでしょう。
(金利は税引前、12月5日現在)

5年、10年と長期に預けるなら、個人向け国債がお得
 個人向け国債は元本保障ではありませんが、発行元が国なので安全性が高い商品です。1万円から1万円単位で購入でき、発行時の金利が5年間続く「固定5年」と半年ごとに金利が見直される「変動10年」の2種類があります。
 個人向け国債の募集は年4回。現在12月30日まで募集している「変動10年」は0.58%、「固定5年」は0.80%です。
 金利が上昇すれば「変動10年」、しなければ「固定5年」が有利です。「変動10年」はインフレ対応になり、「固定5年」は5年間に受け取れる利息がわかっているので、着実な運用ができます。ただし、いずれも中途解約すると元本割れする可能性があります。

お楽しみ付き定期預金で幸運をゲット!
 宝くじなどプラスαのお楽しみが付いている定期預金が、地方銀行や信用金庫などで出されています。金利は通常の定期預金と同じですが、宝くじや懸賞金に当たれば大儲けです。
 愛媛銀行の宝くじ付定期預金は、一口100万円以上、金利は半年複利の変動金利です。2009年3月31日までは、ドリームジャンボ宝くじが預入金額に応じた枚数もらえます(100万円以上200万円未満は5枚セット)。
 スルガ銀行のジャンボ宝くじ付き定期預金は、一口100万円、300万円、600万円、900万円の4種類。預入期間は3年で半年ごとの変動金利です。2009年4月15日まではドリームジャンボ宝くじがもらえます(100万円は5枚)。2006年の年末ジャンボ宝くじでは2等1億円の当選者が出たそうです!
 城南信用金庫の懸賞金付き定期預金は懸賞本数が多く、当選確率が高いのが魅力。一等賞が10万円×900本、一等前後賞10万円×1,800本など懸賞総額が8億7,300万円です。ちなみに残念賞は新潟産コシヒカリ5kgで4万5,000本もあります。

不況や有事に備えて純金積立
 株や紙幣は発行元の企業が倒産したり、国が崩壊すれば、ただの紙くずとなりますが、金は世界的な通貨としての価値があり、不況や有事の際には価値が高まります。不況に突入した今、ボーナスで純金積立を始めるのもいいかもしれません。
 純金積立は毎月3,000円程度からと少額で始められ、金価格が高ければ購入量が少なく、価格が安ければ購入量が多くなるため、結果として安定した価格で買うことができ、インフレ対応にもなります。
 しかし、金には価格変動リスクがあり、売却額が購入額を下回るリスクがあるほか、積立には年会費や手数料がかかります。そのため、金価格が下落した時にまとまった量をスポット購入したほうが、純金積立の平均価格よりも安くなることがあります。そこで、多くの取扱会社では、スポット購入による買い増しを受け付けているのです。

 また、最悪の場合どうなるのかも知っておきましょう。取扱会社によって積み立てた金の保管方法が異なりますが、「特定保管」は会社の資産と積立資産を分離して管理しているので、会社が経営破たんしても積み立てた金は戻ってきます。「消費寄託」は、積み立てられた金を運用し、その利益で手数料などを割安にしています。ただし、会社の資産と分けられていないため、会社が破たんした場合は金が戻ってこない可能性が高くなります。
 いずれにしろ、純金積立は短期に売買して利益を得るのではなく、本当にイザという時のために長期保有するほうが、リスクが少ないと言えます。

フリーライター 関口章子
提供:株式会社FP総研


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