投資はアカン!日本人が運用下手なワケ
2008年09月19日
「投資家はアスリート!勝負の世界で生きるスポーツ選手と同じ」
あなたの投資が、純粋に損得関係なく「資財を投げる」ように応援するスタイルならアスリートとは呼べないかも知れませんが、新聞を見て一喜一憂する損得重視のスタイルはまさしく、勝負の世界に生きるアスリートといえるでしょう。
このような投資家は、精神的にも肉体的にもベストの状態でなければ投資判断を誤るケースがあるため、健康管理には十分注意を図ります。その上で、様々な情報分析はもちろん研ぎ澄まされた感性を磨くために日々の努力が必要です。
スポーツ選手も基礎体力づくりをはじめ、様々な情報収集から科学的なトレーニングを取り入れて肉体改造や精神面を鍛えて本番に100%以上の実力が出せるように日々努力を続けています。どちらも勝負の世界に生きるものにとって日々血の出るような努力をしてこそ一流のアスリートになれるということです。
しかし、そこまで努力している投資家がどれくらいいるのでしょうか?
「お金は汚いもの」「お金儲けは悪いこと」と表向きには毛嫌いしているように見せますが、裏では、世界から「エコノミック・アニマル」すなわち、利益を追求する動物と例えられるくらい日本人は「お金が大好きな国民」でもあるのです。しかし、大好きなものにもかかわらず、一向に金融教育がはかどっていかないのが現実です。
まさしく、「好きやけど知らん!」というのが日本の投資家かもしれません。確かに、日本人のお金好きは、投資好きというより貯蓄好きであるというところに問題があるのかもしれません。そもそも日本人は農耕民族であり、コツコツ時間をかけて育て上げることが性に合っているため、安全確実な預金を好む傾向にあるのでしょう。団体行動を重視するため、周りが気になり、他の人と違った行動をとることを嫌う傾向があります。
投資の世界では、誰よりも早く買って誰よりも早く売るのが鉄則です。しかし、日本人は、みんな買うときに買って、みんな売るときに売るといった流行やブームに弱いといわれています。確かに、「みんな持ってる!」とか「みんなやってる!」という言葉に弱い国民です。そのために自己責任が取れないといわれます。
自己責任とは、周りに関係なく、自分自身で判断、実行して責任を持つことですが、自ら努力せずに「人任せ」すなわち他人に責任を転嫁したがる傾向があります。「○○さんに勧められたから」「○○新聞に載っていたから」と他人の責任にして反省しないために同じ失敗を繰り返してしまいます。
リスクに対する考え方も曖昧で、自分自身のリスク許容度をしっかり決めた上で投資をおこなうべきにも関わらず、儲けることしか考えていません。まずは、いくらまで損をしてもいいかを決定し、次に目標の売値を設定します。そうすると損切りがしやすくなるため、大きな損失や塩漬けになってしまうことが少なくなります。ただ、「決断力」に乏しい日本人にとって損切りは胸を切り裂かれるほどの至難の業といえるでしょう。
さて、近年、「貯蓄から投資」と言われ、普通預金や定期預金を解約して投資信託や株式などに移し替えている人は少なくありません。確かに金融のグローバル化により様々な場面で投資チャンスが生まれていますが、日本人にとっての貯蓄から投資の時代へは、短期間で変化するほど簡単なものではないと考えられます。
将来に向けて投資ができるようになるための準備期間、まさしく、貯蓄「から」投資の「から」が現在であり、投資に向けて一生懸命に勉強する期間であると思います。決して、貯蓄「即」投資ではないのです。まさしく、アスリートになるための準備期間といえるでしょう。
アスリートになっても決して忘れないでほしいのは、お金は使うためにあり、余裕ができれば世のため人のために使うことです。ひたすら増えさえすればいいなどと考えるお金の亡者にはならないでください。それくらい稼げたらの話ですが…
とにかく今、あなたが投資家というアスリートになるためにやらなければならないのは、自己分析を行い、日々努力を重ねる「自己投資」ということです。
アスリートの道は厳しいでっせ!
あなたの投資が、純粋に損得関係なく「資財を投げる」ように応援するスタイルならアスリートとは呼べないかも知れませんが、新聞を見て一喜一憂する損得重視のスタイルはまさしく、勝負の世界に生きるアスリートといえるでしょう。
このような投資家は、精神的にも肉体的にもベストの状態でなければ投資判断を誤るケースがあるため、健康管理には十分注意を図ります。その上で、様々な情報分析はもちろん研ぎ澄まされた感性を磨くために日々の努力が必要です。
スポーツ選手も基礎体力づくりをはじめ、様々な情報収集から科学的なトレーニングを取り入れて肉体改造や精神面を鍛えて本番に100%以上の実力が出せるように日々努力を続けています。どちらも勝負の世界に生きるものにとって日々血の出るような努力をしてこそ一流のアスリートになれるということです。
しかし、そこまで努力している投資家がどれくらいいるのでしょうか?
「お金は汚いもの」「お金儲けは悪いこと」と表向きには毛嫌いしているように見せますが、裏では、世界から「エコノミック・アニマル」すなわち、利益を追求する動物と例えられるくらい日本人は「お金が大好きな国民」でもあるのです。しかし、大好きなものにもかかわらず、一向に金融教育がはかどっていかないのが現実です。
まさしく、「好きやけど知らん!」というのが日本の投資家かもしれません。確かに、日本人のお金好きは、投資好きというより貯蓄好きであるというところに問題があるのかもしれません。そもそも日本人は農耕民族であり、コツコツ時間をかけて育て上げることが性に合っているため、安全確実な預金を好む傾向にあるのでしょう。団体行動を重視するため、周りが気になり、他の人と違った行動をとることを嫌う傾向があります。
投資の世界では、誰よりも早く買って誰よりも早く売るのが鉄則です。しかし、日本人は、みんな買うときに買って、みんな売るときに売るといった流行やブームに弱いといわれています。確かに、「みんな持ってる!」とか「みんなやってる!」という言葉に弱い国民です。そのために自己責任が取れないといわれます。
自己責任とは、周りに関係なく、自分自身で判断、実行して責任を持つことですが、自ら努力せずに「人任せ」すなわち他人に責任を転嫁したがる傾向があります。「○○さんに勧められたから」「○○新聞に載っていたから」と他人の責任にして反省しないために同じ失敗を繰り返してしまいます。
リスクに対する考え方も曖昧で、自分自身のリスク許容度をしっかり決めた上で投資をおこなうべきにも関わらず、儲けることしか考えていません。まずは、いくらまで損をしてもいいかを決定し、次に目標の売値を設定します。そうすると損切りがしやすくなるため、大きな損失や塩漬けになってしまうことが少なくなります。ただ、「決断力」に乏しい日本人にとって損切りは胸を切り裂かれるほどの至難の業といえるでしょう。
さて、近年、「貯蓄から投資」と言われ、普通預金や定期預金を解約して投資信託や株式などに移し替えている人は少なくありません。確かに金融のグローバル化により様々な場面で投資チャンスが生まれていますが、日本人にとっての貯蓄から投資の時代へは、短期間で変化するほど簡単なものではないと考えられます。
将来に向けて投資ができるようになるための準備期間、まさしく、貯蓄「から」投資の「から」が現在であり、投資に向けて一生懸命に勉強する期間であると思います。決して、貯蓄「即」投資ではないのです。まさしく、アスリートになるための準備期間といえるでしょう。
アスリートになっても決して忘れないでほしいのは、お金は使うためにあり、余裕ができれば世のため人のために使うことです。ひたすら増えさえすればいいなどと考えるお金の亡者にはならないでください。それくらい稼げたらの話ですが…
とにかく今、あなたが投資家というアスリートになるためにやらなければならないのは、自己分析を行い、日々努力を重ねる「自己投資」ということです。
アスリートの道は厳しいでっせ!
市野瀬トータルコンサルタント いちのせかつみ
「日経マネーDIGITAL」FP快刀乱麻より (c)日経BP社 日経マネー編集部
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