「旧郎旧婦」が再出発を誓う!?

写真は50代元夫婦の離婚式の一場面「指輪割り」。新郎新婦ではなく「旧郎旧婦」、仲人ではなく「裂人(さこうど)」など、離婚式ならではの用語も。ただ、離婚式をきっかけに離婚を思いとどまるカップルもいるそうです。(写真提供/寺井広樹さん)

写真は50代元夫婦の離婚式の一場面「指輪割り」。新郎新婦ではなく「旧郎旧婦」、仲人ではなく「裂人(さこうど)」など、離婚式ならではの用語も。ただ、離婚式をきっかけに離婚を思いとどまるカップルもいるそうです。(写真提供/寺井広樹さん)

厚生労働省によると、2011年の離婚件数は約23万5000組。同年の婚姻件数が約67万組なので、離婚件数は結婚件数の実に3分の1強に迫る計算です。もはや、離婚は珍しいものではなくなってきました。

そんな中、注目されているのが離婚式。離婚もある意味「二人の新しい人生の門出」といえばそうですけど...一体どんな式なのでしょうか? 離婚式を考案した元祖離婚式プランナー、寺井広樹さんに聞いてみました。

「元夫婦のお二人が、それぞれの気持ちに整理をつけ、後腐れなく人生の再出発をしていただくためのセレモニーです。お二人の『けじめ』として行うだけではなく、周囲の方々へ前向きな離婚であることを伝える役割も果たします」

人づてに「○○君、離婚したらしいね」なんて聞くと、気を使って連絡を取りづらくなったり、なんとなく疎遠になったりと、誰かの離婚をきっかけに友達関係が崩れてしまうことってありますよね。離婚式を行うことで、「二人はこれから別々の道を歩むけど、これからも仲良くしてね」という周囲への配慮にもなるのだとか。では、実際の式はどのように執り行われるのでしょう?

「旧郎旧婦が入場され、開会の挨拶が終わると、司会者である離婚式プランナーから離婚に至った経緯をご説明します。次に旧郎旧婦、ご友人によるご挨拶。そして、メインイベントである旧郎旧婦最後の共同作業、『指輪割り』へと進みます。そう、結婚指輪をハンマーで、力いっぱい叩き割る儀式です。そして、旧郎と旧婦、背中合わせでの会食をして閉式を迎えます。はじめは戸惑いを見せる参列者の方々も、会食が行われるころには和やかな雰囲気になり、『離婚式にきてよかった』と思ってくださる方も少なくないようです」

まさに、「円満離婚」を実現するセレモニーが離婚式というわけですね。ところで、気になるのはその費用。離婚式って、いくらぐらいで挙げられるのでしょうか?