MSN マネースペース
生命保険、はじめての人に
2009年06月22日「保険料」と「保険金」の違い
さて、みなさん、生命保険における「保険料」と「保険金」の違いは何かご存知でしょうか?
「保険料」とは、保険に加入した人が保険会社に支払う料金のことです。
「保険金」とは、保険に加入した人が亡くなられたときまたは無事に満期を迎えたときに、保険会社が保険に加入した人へお支払いするお金のことです。
保険に詳しい人からは「そんなの当たり前のことだろう」と言われるかもしれません。
(もしくは「そんな説明では誤解を招く恐れがある。より正確な表現に訂正するべきだ。けしからん」とお叱りを受けるかもしれませんが)
保険を知っている人間にしてみれば、あたり前の、いまさら説明など必要のない、基本的な用語である「保険料」と「保険金」について、なぜわざわざ質問したかというと、かなり多くの人が区別できずに混同して使用しているからです。
お客様だけでなく、雑誌の記事、テレビのニュースやワイドショーなど、保険に関するあらゆる話の中で、この2つの用語は頻繁に誤用されています。特に、「保険金」のことを「保険料(※)」と呼んでしまうケースが多く、「万が一の場合に保険会社から保険料が払われない場合がありますよね」などと話しているニュースキャスターをテレビで見かけることは珍しくありません。これは経済専門のニュース番組でも同じです。
経済のプロも実はよくわかっていない、それが生命保険の実態だと思います。
(※)細かいことを言えば、保険料のことを「掛金」と言っているケースも見かけますが、生命保険では「掛金」という用語は使いません。掛金とは共済の場合に用いられるものです。ただ、ほぼ同義であることと、世間一般には「掛金」の方が馴染みがあるので、あえてわかりやすい「掛金」を用いて生命保険を説明しているケースも多いようです。
なぜ用語が違ってくるかというと、保険会社と共済では、監督官庁や準拠する法令が異なっており、保険会社が準拠する保険業法では「保険料」という用語を用い、共済が準拠する各種協同組合法等が「掛金」という用語を用いているためです。
生命保険、はじめての人に
生命保険文化センター全国実態調査によると平成18年度の生命保険の世帯加入率は約87.5%となっています。これは、内閣府消費動向調査による同時期の携帯電話世帯普及率85.3%を超えるほどの普及率です。
それほどまでに、普及した商品でありながら、「保険料」と「保険金」というもっとも基本的な用語ですらその違いが認識されていないという現状をどうとらえればよいのでしょうか。
保険を販売する側の私たちが、保険設計書の作成や、必要保障額の算出に気を取られ過ぎて、「生命保険とは何か?」という基本的な説明をおろそかにしていたのかもしれません。
最近任天堂の、「ニンテンドーDSはじめての人に。」「Wii はじめての人に。」という小冊子が話題になっています。
この冊子は、ニンテンドーDSというものはゲーム機です、という説明から入る、本当になにもわからない人のために書かれている冊子です。そういった人に、これを読んでいただき「ああ、これはゲーム機なのか。これだけあっても遊べないのか。」ということをまず理解していただくというわけです。ニンテンドーDSの出荷台数が1億台を超えるという今、あえてこの小冊子を作る姿勢に、保険業界が学ぶべきことは多いのではないでしょうか。
ほけんくんがガイドする入門書「ほけんのキホン」
「本当になにもわからない人のために書かれている冊子」ですが、実は生命保険版があります。
それが、生命保険文化センターが作成している「イラストでわかる生命保険 ほけんのキホン」という冊子です。冊子版は送料込で260円と無料ではありませんが、PDF版・電子ブック版については生命保険文化センターのウェブサイトにて全ページ無料で公開されています。
この冊子は、四角形で丸メガネの「ほけんくん」というキャラクターが生命保険を説明するガイドブックで、「保険はどんなもの?編」からはじまり、どういうときにどういう保障が必要か、保険契約の手続きはどうしたらいいか、商品にはどういうものがあるか、といったことについてわかりやすくイラストつきで丁寧に解説しており、生命保険がはじめての人にとっては必読ともいえるオススメの冊子です。
ただ、さきほどの「ニンテンドーDSはじめての人に。」と比べるとボリュームがあり過ぎて、よし読むぞ!とちょっと気合を入れる必要があるのが難点です。
出来れば、「保険はどんなもの?編」だけを取り出して、もっともっと簡単に、ペラペラとめくるだけでだいたいわかる、というくらいにしていただけると、もっと多くの人に読んでいただけそうな気がします。
時間のない人や、冊子全編を読むのが面倒な人は、とりあえず、この冊子から「ピックアップコーナー」として切り離された、本当に5秒程度で読めてしまう以下の2つのFlash形式のガイドだけでもウェブサイトで一度見ておいてはいかがでしょうか。
「ほけんくんはなぜ四角なの?」
生命保険を図にすると四角形になりますが、その形こそが保険の最大の特徴であることを教えてくれます。
「誰のために保険にはいる? 家族のため?自分のため?」
どんな保障が必要かを考える前に、「誰のために」契約するのかということが、最初の選択肢になることを教えてくれます。
もっと基本的なことから説明しよう
我々保険会社の人間は、新商品が出るたびに、「ものすごくいい保険ができたんですよ!」と売り込みに全力を尽くしますが、肝心のお客様が生命保険そのものを理解できていないという事実を、認識できていなかったように思います。
昔と違って、雑誌やテレビで保険を詳しく取り上げるようになったことや、ファイナンシャルプランナーや非常に高い専門知識を持った外務員が増えてきたため、保険を含めた金融商品について幅広く認知されるようになり、「最近のお客さんはすごく保険に詳しいよ。」という話を聞くことが多くなってきましたが、まだまだ、そういう人は少数だと思います。また、断片的な知識だけで、本当のところはよくわかっていないということも多いと思います。
私ごときがこんなことを言うと生意気な奴、と思われるかもしれませんが、保険募集にかかわっている方は、まずは生命保険の基本中の基本といったものからご説明をはじめてはいかがでしょうか。すでにやっているという方も、もう1ランク簡単なところから説明してみてはいかがでしょうか。
きっと、これまでとは、違ったお客様のリアクションを見ることができるはずです。
私の保険コラムでも、これから生命保険がもっともっと多くの人に理解してもらえるように、業界の人間からするとあたり前のことや、小難しい説明になっていてわかりにくいと感じているところを出来るだけ取り上げてお話していければと思っています。
さて、みなさん、生命保険における「保険料」と「保険金」の違いは何かご存知でしょうか?
「保険料」とは、保険に加入した人が保険会社に支払う料金のことです。
「保険金」とは、保険に加入した人が亡くなられたときまたは無事に満期を迎えたときに、保険会社が保険に加入した人へお支払いするお金のことです。
保険に詳しい人からは「そんなの当たり前のことだろう」と言われるかもしれません。
(もしくは「そんな説明では誤解を招く恐れがある。より正確な表現に訂正するべきだ。けしからん」とお叱りを受けるかもしれませんが)
保険を知っている人間にしてみれば、あたり前の、いまさら説明など必要のない、基本的な用語である「保険料」と「保険金」について、なぜわざわざ質問したかというと、かなり多くの人が区別できずに混同して使用しているからです。
お客様だけでなく、雑誌の記事、テレビのニュースやワイドショーなど、保険に関するあらゆる話の中で、この2つの用語は頻繁に誤用されています。特に、「保険金」のことを「保険料(※)」と呼んでしまうケースが多く、「万が一の場合に保険会社から保険料が払われない場合がありますよね」などと話しているニュースキャスターをテレビで見かけることは珍しくありません。これは経済専門のニュース番組でも同じです。
経済のプロも実はよくわかっていない、それが生命保険の実態だと思います。
(※)細かいことを言えば、保険料のことを「掛金」と言っているケースも見かけますが、生命保険では「掛金」という用語は使いません。掛金とは共済の場合に用いられるものです。ただ、ほぼ同義であることと、世間一般には「掛金」の方が馴染みがあるので、あえてわかりやすい「掛金」を用いて生命保険を説明しているケースも多いようです。
なぜ用語が違ってくるかというと、保険会社と共済では、監督官庁や準拠する法令が異なっており、保険会社が準拠する保険業法では「保険料」という用語を用い、共済が準拠する各種協同組合法等が「掛金」という用語を用いているためです。
生命保険、はじめての人に
生命保険文化センター全国実態調査によると平成18年度の生命保険の世帯加入率は約87.5%となっています。これは、内閣府消費動向調査による同時期の携帯電話世帯普及率85.3%を超えるほどの普及率です。
それほどまでに、普及した商品でありながら、「保険料」と「保険金」というもっとも基本的な用語ですらその違いが認識されていないという現状をどうとらえればよいのでしょうか。
保険を販売する側の私たちが、保険設計書の作成や、必要保障額の算出に気を取られ過ぎて、「生命保険とは何か?」という基本的な説明をおろそかにしていたのかもしれません。
最近任天堂の、「ニンテンドーDSはじめての人に。」「Wii はじめての人に。」という小冊子が話題になっています。
この冊子は、ニンテンドーDSというものはゲーム機です、という説明から入る、本当になにもわからない人のために書かれている冊子です。そういった人に、これを読んでいただき「ああ、これはゲーム機なのか。これだけあっても遊べないのか。」ということをまず理解していただくというわけです。ニンテンドーDSの出荷台数が1億台を超えるという今、あえてこの小冊子を作る姿勢に、保険業界が学ぶべきことは多いのではないでしょうか。
ほけんくんがガイドする入門書「ほけんのキホン」
「本当になにもわからない人のために書かれている冊子」ですが、実は生命保険版があります。
それが、生命保険文化センターが作成している「イラストでわかる生命保険 ほけんのキホン」という冊子です。冊子版は送料込で260円と無料ではありませんが、PDF版・電子ブック版については生命保険文化センターのウェブサイトにて全ページ無料で公開されています。
この冊子は、四角形で丸メガネの「ほけんくん」というキャラクターが生命保険を説明するガイドブックで、「保険はどんなもの?編」からはじまり、どういうときにどういう保障が必要か、保険契約の手続きはどうしたらいいか、商品にはどういうものがあるか、といったことについてわかりやすくイラストつきで丁寧に解説しており、生命保険がはじめての人にとっては必読ともいえるオススメの冊子です。
ただ、さきほどの「ニンテンドーDSはじめての人に。」と比べるとボリュームがあり過ぎて、よし読むぞ!とちょっと気合を入れる必要があるのが難点です。
出来れば、「保険はどんなもの?編」だけを取り出して、もっともっと簡単に、ペラペラとめくるだけでだいたいわかる、というくらいにしていただけると、もっと多くの人に読んでいただけそうな気がします。
時間のない人や、冊子全編を読むのが面倒な人は、とりあえず、この冊子から「ピックアップコーナー」として切り離された、本当に5秒程度で読めてしまう以下の2つのFlash形式のガイドだけでもウェブサイトで一度見ておいてはいかがでしょうか。
「ほけんくんはなぜ四角なの?」
生命保険を図にすると四角形になりますが、その形こそが保険の最大の特徴であることを教えてくれます。
「誰のために保険にはいる? 家族のため?自分のため?」
どんな保障が必要かを考える前に、「誰のために」契約するのかということが、最初の選択肢になることを教えてくれます。
もっと基本的なことから説明しよう
我々保険会社の人間は、新商品が出るたびに、「ものすごくいい保険ができたんですよ!」と売り込みに全力を尽くしますが、肝心のお客様が生命保険そのものを理解できていないという事実を、認識できていなかったように思います。
昔と違って、雑誌やテレビで保険を詳しく取り上げるようになったことや、ファイナンシャルプランナーや非常に高い専門知識を持った外務員が増えてきたため、保険を含めた金融商品について幅広く認知されるようになり、「最近のお客さんはすごく保険に詳しいよ。」という話を聞くことが多くなってきましたが、まだまだ、そういう人は少数だと思います。また、断片的な知識だけで、本当のところはよくわかっていないということも多いと思います。
私ごときがこんなことを言うと生意気な奴、と思われるかもしれませんが、保険募集にかかわっている方は、まずは生命保険の基本中の基本といったものからご説明をはじめてはいかがでしょうか。すでにやっているという方も、もう1ランク簡単なところから説明してみてはいかがでしょうか。
きっと、これまでとは、違ったお客様のリアクションを見ることができるはずです。
私の保険コラムでも、これから生命保険がもっともっと多くの人に理解してもらえるように、業界の人間からするとあたり前のことや、小難しい説明になっていてわかりにくいと感じているところを出来るだけ取り上げてお話していければと思っています。
ライフネット生命保険株式会社 古川 響平
提供:有限会社イマジネーション
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