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【投資信託 連載記事】内藤忍の資産設計forビギナーズ
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【今回のテーマ】成果を決めるのは「銘柄」じゃない、「分散」だ!
初心者が投資を始める場合、もっとも大事なのは「分散」です。完全な運用商品はありませんが、長期運用に適し、分散が効いているのは投資信託しかありません。その投信のなかでも「分散」を意識しているのが、バランスファンドです。
初心者が失敗する理由

初心者が投資で失敗する理由には、大きく分けて以下の3つがあると思います。

1.いきなり株式投資をする

2.短期で結果を見る

3.人の意見を鵜呑みにする

株式投資に関しては、普通の人にとっては銘柄を選ぶというのがかなり難しいと思うんです。もちろん、できないというわけではなくて、それよりももっと前にやるべきことがあるんですね。分散です。

銘柄選択以前に、分散投資についてしっかり学び、そのうえで余裕があれば株式投資をやればいいというふうに考えています。

そう考えると、最初に取り組むべき商品はなにか。長期運用に適していて、分散が効いている、投資信託しかないんですね。

運用商品に完全なものはないんです。投資信託も完全な商品かというと、そういうわけではありません。ただ、初心者のかたが投資を始める場合、もっとも大事なのは分散されているということです。

最近は、「分散しても意味がない」という意見も聞かれますが、そう言われている場合も、分散していなければもっとひどい結果になっていたのではないでしょうか。その原則は、これからも変わらないと思います。

そういう意味では、少額で分散投資が可能な投資信託が、初心者にとっては、まず基本になる商品だと思います。

長期で分散投資をすれば、運用成果が安定する!
長期運用の効果

1年だと不安定だが、長期になればなるほどリターンは安定。データ期間:1970年~2007年の38年間。インデックスを使用し月次リターンを用いたRollingリターンで計算。年率平均。出典:『〔新版〕内藤忍の資産設計塾』

バランスファンドは運用の“コースメニュー”

投資信託には、株や債券など、様々な資産を最初から組み合わせているバランスファンドというものがあります。バランスファンドはレストランでいうと、コースメニューみたいなもの。

要はお任せ商品なので、わからない人にとってはとても便利です。自分で最初からアセットアロケーション(資産配分)をするのが難しい人は、バランスファンドだけで積立をする、バランスファンドだけを買い増ししていく、という殖やし方でもいいと思います。

気をつけなくてはいけないのは、バランスファンドといいながら、バランスしていないファンドもたくさんあるんです。たとえば、日本株式と外国株式と外国債券しか入っていない、という商品もあります。

国内or海外、株or債券 で4分類

資産の分散の基本は「日本株式・日本債券・外国株式・外国債券」の4つです。

ですから、この場合は日本債券を自分で買わなくてはいけない。そういう商品は、よく、「日本債券は個人向け国債で買えますから」と言われたりするのですが、それができる人は、バランスファンドを買わなくてもいいわけで、これではバランスを買う意味がありません。

当初の目的からすれば、きちんとファンド内で分散が効いているというのが本筋です。

そのほかのファンド選びのポイントとしては、販売手数料がかからないもの、インデックスファンドを組み合わせているもの、信託報酬が1%以下くらいのコスト安のものを選ぶこと。

そうすると、国内では数本しか残りませんから、その中で選べばよいと思います。

内藤忍 マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長

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