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【投資信託 連載記事】内藤忍の資産設計forビギナーズ
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【今回のテーマ】自分で考えよう、アセットアロケーション

初心者は、まずバランスファンドを買って、それを買い増していく方法でもよいと思います。ただ、そこで終わらせていると、分散投資について何も考えなくなる可能性もあるんですね。

ですから、バランスファンドで慣れてきたら、一度それを全部売ってしまって、やはり自分でアセットアロケーション(資産配分)をやってみるほうがよいでしょう。

フランス料理も最初はコースで頼んで、何回も食べているうちに自分でメニューを組み立てていけるようになりますよね?

投資も同じです。自分で組み合わせができるようになったら、バランスファンドを卒業する。いずれはバランスファンドを全部売って、自分で個別の資産を組み合わせするほうが、私はいいと思いますね。

そうすれば、「自分はもうちょっと日本株を買い増しておいたほうがいいかな?」「もう少しリスクが取れるんじゃないか?」ということが、わかってくると思います。

リスクを抑える資産配分とは!?

アセットアロケーションは何を重視するかで評価が変わってくるものなので、どれが正しいかというのは、なかなか難しいんですね。

まず、一番簡単なアセットアロケーションというのは、まったく何も考えずに日本債券、日本株式、外国債券、外国株を4分の1ずつ持つ方法ですね。

また、期待リターンを「日本株6%」「外国株7%」と決め、リターンとリスクを見て、理論上一番効率のいいところを計算上で割り出すというやりかたもあります。日本の公的年金などはそのやりかたをしていますね。

その期待リターンはどう算出しているかというと、資産の変動のブレを見て、「これだけ変動するから、これだけリターンを取れるはず」というふうに考えている。これは、理論上は正しいのですが、その6%という数字をどうやって決めるのかがむずかしいんですね。

私の方法は、「過去にどれだけ損をしたか」というデータをもとに、リスクを抑える配分を考えます。それが以下の図です。

最大損失を一定以内に抑える資産配分
6つに分けた「標準的な」アセットアロケーション

過去のデータをもとにしていますから、その延長線上に将来がないと、そのデータは通用していないのではないのかという意見もあります。もちろん、日本の高度成長期のときの市場と、現在の市場は違うという限界もありますよね。

もちろん、しばらくすればいまのマーケットの状況を織り込むなど、また検証する必要が出てきますので、今後も修正が必要かもしれません。しかし、現在のところ、リスクを抑える資産配分は、この方法でよいと思います。

内藤忍 マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長

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