

宮入「『NEXT FUNDS 医薬品(TOPIX-17)上場投信』の件はホールドということで了解しました。いい決断になることを祈ってます。ところで齊川さん、前回バリュー株のチェック方法として『PER』を学びましたが、覚えてますか?」
齊川「もちろん!『株価収益率』のことですよね。 でもなんか、似たようなもので『PBR』ってあるじゃないですか。あれ、何ですか先生?」
宮入「そう、それが今日私がお話したかったことです。もう一つの有名な指針、『PBR』。こちらは株価純資産倍率と言われているもので、これをチェックすると、今現在の企業の価値を計ることができるんですよ」
齊川「企業の価値って?」
宮入「PBRは、株価を一株当たり純資産で割って算出します。ということは、投資されている資金と企業の資産が同じ額なら、この数値は1倍ということになりますよね。でも1倍割れということになると、“解散して資産を株主に分配した方が得”ということにもなります。正常なマーケットなら、そこで割安感が出たと判断して、“買い”となる場合があるのですが、現況のマーケットでは、PBR1倍割れの企業が続出している状態なんです」
齊川「そうなんだ…… じゃあ今は、日本企業の株はお買得なんですね。やった!」
宮入「それがそうとも言えないんですよ、これが(苦笑)。PBRの分母は“現在の純資産”ですから、その中には将来の利益や成長性はいっさい反映されていません。ですから短期的に見ると、投資の尺度とはならないのかも知れません。ですから前回勉強した『PER』と、合わせ技で使うことで企業の割安感を導き出せば、よりその精度が上がるということで使って頂きたいですね。特に長期投資にPBRは向いてますよ」
齊川「なるほど~。じゃあ今後はPERとPBRの両方を使って、銘柄の割安感をチェックをしてみます」



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