
宮入「ではここからは、いよいよこの投資信託講座の、最後の勉強に入ります。それは毎月の積立金運用の、実践の仕方についてです。ここでもう一度確認させていただきますが、ハコさんはの毎月の積立金は3万円。斎川さんの毎月の積立金は2万円でしたね。これを何という方法で運用していくんでしたか?」
齊川「ドルコスト平均法ですよね。“いつも決まった時に決まった額を投資する”、がルールです」
宮入「勉強してますね~、齊川さん! 以前もお話しましたが、投資の基本は、何と言っても“安く買って高く売る”こと。今はあらゆる投資商品が安くなっていますが、ここで油断してはいけないのが、本当の底値は誰にもわからない、ってことなんです。ですから一喜一憂して、価格の変動に合わせて購入していくのではなく、定時に“自動的”に買付けしていくことでリスクを分散していこうとする考えが、ドルコスト平均法でした。そして、お二人はこれから実際に、毎月『2つ』の銘柄に、積立金を投資していくわけです」
ハコ「そうそう、そうでした…… でも先生、僕も齊川さんも、購入した投資信託は4つですよね? 毎月『2つ』って、どの商品に積立て投資するんですか? 残りの2つには積立てていかないんですか??」
宮入「もちろん、お二人が購入した全ての商品に積立て投資を行うんですよ。ただ、ひと月に2商品ずつ。今月2つに積立て投資したら、来月は残りの2つに。それを交互に繰り返していきます。これは、お二人ができる範囲の金額で、無理なく長期的に投資を続けていくための運用計画なんですね」
齊川「なるほど、そういうことなんですね! でも先生、最初に積立て投資する2つの商品は、どうやって選べばいいんでしょうか?」
宮入「そうですね。最も簡単な銘柄選出法として、最初に買っていく2つの銘柄は『今、最も安い商品2つ』にしましょうか。お二人のポートフォリオを見て、選んでみてください」
ハコ「うーんと…… 僕のは4つの銘柄全部が上昇してきてますし、好調ですねえ。どれでも良さそう♪」
齊川「ということは…… 先生、わたしがまず購入すべきなのは、“グローバル・ソブリン・オープン”と“日経225ノーロードオープン”でしょうか?」
宮入「そうですね、それがいいでしょう。この2銘柄が、今現在は上昇度で他の2つよりも劣っていますからね」
齊川「へこんでいる銘柄から手当する、ということなんですね。わかりました! 私、さっそく第一回目の積立金でこの2つを購入してみます。こうやって、自分が投資した4つの商品がどんどん大きく成長していくんですね。すごく楽しみだな~」
ハコ「ははぁ、なるほど。ということはボクは、“アクティブバリューオープン”と“海外国債ファンド”ですね。……でも先生、最初に購入したこの2つの銘柄が、また来月他の2つより上昇してなかったら、またこの2つに積立金を投資するっていうのはありですか?」
齊川「でもハコさん、この先ずっとそんなことしてたら、それぞれの商品の購入単価が全然平均化していかないんじゃない? それじゃあドルコスト法の意味がなくなっちゃうような気がするんですけど……」
宮入「そういうわけです、ハコさん(笑)。下落していようが上昇していようが、来月は残った2つの銘柄を購入してください。間違わないように、この2つはAグループで、この2つはBグループとか、区分けして覚えておくのもいい方法ですよ」

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