
ハコ「でも先生。下がっていくときに売るのはいいとして、上がっていくときの売りは、上昇していくその勢いの問題もあると思いますが、今売るのはもったいないなぁ~、なんて思って、躊躇したくなったらどうしたらいいでしょうかね?」
宮入「そこが投資家のみなさんの悩みどころみたいですね。でも心を鬼にして(笑)、お二人には利益確定を行ってもらいたいと思います。この“利益を確定する”ということがいかに大事なことか。お二人がこれから投資家としてキャリアを積んでいくなかで、いずれ重く実感されるときがくると思います。いったん売ってしまってから、またその銘柄が上昇してきたら、同じ銘柄を買い直してもいいわけですから。柔らかアタマで(笑)リラックスして取組んでいきましょう」
齊川「そうですよね…… 確かに今は、株式マーケットは底値付近にあるのかも知れないけれど、でも状況がもっと悪化しないとも限らないわけですからね。好転する期待は大きいけど、何が起こるのかわからない、ということも学びましたよね、この世界的な経済危機では」
ハコ「ははぁ、なるほど…… ということはボクは、“物価連動国債ファンド”という銘柄を持っていて、実はかなり気に入っていたのですが、この銘柄にはこれ以上恋をしちゃいけないってわけだな。だって、すでに1%くらい上昇していますもん」

宮入「残念ですがそういうことです(笑)。実はこの銘柄、このような市場環境の中にあって、購入したときより1%ほど上昇(11/21現在)してるんですよね。いやいや素晴らしい! 購入したのが10/20ですから、ほぼ一月でこの結果は、1年経ったら単純計算で12%伸びていくということですからね。1年で12%伸びていく可能性がある投資商品を持っているなんて、ハコさん、とてもいい商品を選択しましたね。 しかしね、ハコさん。これがご自慢の商品だということはよくわかりますが、必要以上の思い入れは一切持たないでください。10%の上昇でリバランスですよ。これからは一人の自立した投資家として、クールな対応でマーケットに立ち向かっていくことが肝になりますよ、ハコさん」
ハコ「分かりました、先生。僕、欲張らず慎重に、コツコツ投資運用がんばります」
齊川「ハコさん、一人で判断しないで、奥さんと一緒にやればいいじゃない?」
宮入「そうですね、私もそれをオススメします(笑) ハコさんじゃなくても、信頼できる人と相談しつつ、日々の経済ニュースや世界の情勢をチェックしながら、投資家として正しい判断ができるよう、お二人とも頑張ってくださいね」

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