
ハコ兄「先生、私は今回、ぜひ海外の株にも挑戦したいと思っているんですよ。たとえば、インドの『タタモータース』とか? 話題になったじゃないですか?」
宮入「そうですねえ。しかしハコ兄さん、過去の失敗を思い出してくださいね。情報やうわさに惑わされて、旨い話に手を出すことの恐ろしさ、すでにご存知ですよね。ですから、ここは少し慎重になりませんか。私は、今回のハコ兄さんの投資方法について、海外への投資はETFを利用されるのがいいと思っているんですよ」
ハコ兄「ETFか……。確かに、友人に『国内は個別株、海外はETF』というやり方で投資している奴がいたなあ。海外ETFって、何がどう有利なんですか?」
宮入「海外ETFは、手軽に海外への投資を可能としていて、何より通常の投信と比較しても、様々なコストが低めの設定となっていますので、実は長期保有にも適した商品なんですね。ただ取引の口数が小さいと、売買コストが相対的に割高になってしまう場合があって、そこだけは注意してください。銘柄についても先進国投資、新興国投資、特定の国や業種に対しての投資と、バラエティに富んでいますので、複数の銘柄を購入すれば、分散投資にもなるんですよ。例えば先進国株式を高比率で保有して、新興国株式は低比率に設定したポートフォリオを作成するなど、いろいろな組み合わせが可能。リスクヘッジもしやすいんです。まあ昨今は、世界金融危機が深刻化していますから、各国の株価指数が大きく乱高下していて、それにつれて海外ETFも、値動きの激しい場面が目立っていますけども。ですから、今あるマーケットの状況をしっかり監視して、綿密な情報収集作業と相場チェックが求められるという点に関しては、個別株の場合とそう変わらないと思います」
ハコ兄「なるほど、良さそうだ。じゃあ私は、国内は株式投資で大胆に攻め、海外ETFでリスクヘッジしていくような、そんな流れでポートフォリオを組んでみます」
宮入「資金は50万円ですから、購入するのは海外ETFを1~2個くらいと、国内の個別株を2~3個ほどでしょうか。では、銘柄を選んでみましょう」


ハコ兄「銘柄選び完了! では個別株から発表しましょう(笑)。期待の国内株式は、まずはやっぱり、『ソニー』を選びました。ココはやっぱり、外せませんよね。次に、『三菱自動車』を選びました。大企業ですが、株価もすごく下がってますし、電気自動車にも期待が高まるとこりなので。もう一つは『マルハニチロ』。これはマグロの漁獲高削減のニュースが、そろそろ影響してくると思って、それで、ですね。海外ETFは、『イージーETF S&P GSCI商品指数クラスA米ドル建』。小麦やとうもろこし、ガソリン価格などの今後を考えると、ちょっと面白いかなと思いまして。これでどうでしょう、先生?」
宮入「いいですねぇ。 『ソニー』の売買単位は100株で、『三菱自動車』と『マルハニチロ』は1000株単位ですから、そうすると、今日(12/3)購入すると、3つ合わせておよそ40万円ちょっとですね。あとの残りの資金で海外ETFを購入してバランスをとる、という感じのポートフォリオになりますね。『イージーETF~』も、ハコ兄さんらしいチョイスだと思います。しっかりウォッチして、運用していきましょうね」
ハコ兄「ありがとうございます!なんだか、先生にそう言ってもらえると心強いなあ(笑)。サイゼリアに関しては、お恥ずかしながらバツイチなもので、独り者になってからはずっとお世話になりっぱなしで(苦笑)。最近は結構、若者を中心にいつも混んでますし、あの店のことはよく知っているつもりなんです」
宮入「あ、その考え、とてもいいですね。結局投資のきっかけなんて、“これが流行りそうだ”とか、“この商品が売れている”とか、そういう身近なものから感じることが大切なんです。このポートフォリオもなかなかいいと思いますが、この“身近なものをしっかり見ていく感覚”を今後も忘れないでくださいね、ハコ兄さん」


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