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【PART3】同じ銘柄で、何度でも儲けよう!
難しい相場環境で、いろいろな銘柄を管理していくのは大変…

齊川「そうなんです。絶対に来ると思っていたんですけど……結局-4340円、-2.8%の含み損ですね。上昇も下降もしないみたいなので、もうここで売っちゃっていいかな、と思ってます。“もうちょっと、もうちょっと”で粘ってきたんですけど……それもちょっと限界かも(笑)。『上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株 』のときも、それで失敗しましたしね。もうこうなったら私、全部『SPDRゴールド・シェア』にしようかな~」

宮入「それもひとつ、いい考えだと思いますよ。金価格は今後も上昇しそうですしね。“NY金先物が900ドル突破!”なんて、以前強気なことを言っていたのが現実のものとなってしまいました。そういうことなら、『SPDRゴールド・シェア』だって、これからも上昇するでしょうし。当面の投資戦略としては、悪くないと思います」

齊川「シンプル・イズ・ベストって、このことかしら(笑)。この難しい相場環境でいろいろな銘柄を管理していくのは、やっぱりちょっと難しいのかなあ。今のところ、いったん『SPDRゴールド・シェア』に絞りたいですね。でもこれまでは分散投資でリスクヘッジしてきたのに、いいのかな」

宮入「ここはいいんじゃないでしょうか、一点集中型で。実はプロの中でも“うまい”と言われているディーラーは、1~3銘柄に集中して取組んでいます。こうすることでしっかり値動きが見れるわけですね。その中で利食いを確実に行い、好機では押し目買いを入れて、何度も同じ銘柄で、齊川さんの場合『SPDRゴールド・シェア』で何度も儲けるということも、優れた投資戦略だと思います。ただ、他の金融商品や銘柄のチェックは怠らずに。いつでもアンテナを張って、情勢が変わりそうだと思ったら、行動を起こせるよう準備をしておくことですよ」

齊川「分かりました! じゃあ、『NEXT FUNDS 医薬品(TOPIX-17)上場投信』14枚を売って、ポートフォリオを『SPDRゴールド・シェア』45口、一本に絞り込みます。残った現金はひとまずお休みさせておくとして。これが私のポートフォリオの最終形ですね」

「もうちょっと、もうちょっと」が命取り、早めの決断が我が身を救う。
齊川ポートフォリオ

宮入「さて、齊川さん。ハコ兄さんとの投資対決講座もこれで終わりですが、いかがでしたか?」

齊川「ETFの取引には、ずいぶん慣れてきたと思います。でもやっぱり……振り返るといろんな失敗が思い出されて、悔しくなっちゃいますね。『上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株』が、年末年始の波に乗って収益10%を超えていたにも関わらず、欲を出してホールドしたばっかりに、直後下落して利益を飛ばしたことがもう、忘れられないです。この講座で一番ショックな出来事でしたよ~」

宮入「そうでしたね。あと残念だったのは、読みが外れて『NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信』が下落したことですよね。総じて、マイナスになった時の対応、損切りのタイミングが遅れ気味だったことが、今後の課題として残りました。でも今の齊川さんなら大丈夫ですよ。なぜなら、失敗したらどうなるかを、身をもって体験されたから。今後はピンチのときでも、もっと上手に立ち回れるはずです」

齊川「ありがとうございます……。反省しつつ、失敗を活かせるようにがんばります!」

宮入「しかし、やっぱり利益確定も損切りも、ルール通りに無条件で行うべきなんだと思います。これからは“もうちょっと、もうちょっと”はご法度ですよ(笑)。売った後の対応は、現時点で最良と思える銘柄に乗り換えるか、資金を温存する。休むことも長い投資生活においてはベターです。資金さえあればいつでも参戦できるのが投資なんですから」

齊川「そうか~。投資のチャンスをじっくり待つのも、それはそれで作戦ですものね。先生、ありがとうございました。最後に初心者の私が知っておいた方がいいこととかあれば、アドバイスお願いします!」

宮入「そうですね、常にマーケットの動きを注視して、PER、PBR、配当利回りの3点セットを活用し、バリュー銘柄の発掘を続けていくこと。売買後は、短期的視野で一喜一憂しないこと。“ロングホルダー”を自認して、腰を据えてじっくり市場と向き合ってください。投資生活、頑張ってくださいね、齊川さん」

齊川「はい! 第二回のこの講座も、とても勉強になりました。先生ありがとうございました!」

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