

宮入「ざっと振り返りが済んだところで、さてハコ兄さん。新しい年が始まって、最近の市場の動向も踏まえながら、今の世界経済をどう捉えているのか。ハコ兄さん独自の分析を、ちょっと聞かせていただけますか」
ハコ兄「正直な感想ですが、アメリカ一辺倒だった世界の投資家の視線は、徐々にですけど、中国に向き始めたのを感じています。特にあの、多額の資金を投入するという中国の景気刺激策の行方が気になります!(鼻息)」
宮入「やっぱり気になるのは中国のようですね(笑)。まあたしかに、マーケットというものは悪いところからは資金が逃げて干上がってしまい、良いところには資金が流れ込んで、そこだけが潤う……という、どうやらそんな性質があるんですね。円高・ドル安、円高・ユーロ安。NYダウ下落で金価格上昇と、すべてがこの図式の中で起こることなんです」
ハコ兄「くぅ~、深いな~。さすが先生! だとするとやっぱりアメリカは、以前としてピンチの中にあるということですね」
宮入「いまだアメリカ中心の世界経済……という図式は揺るぎのない事実ですが、その周辺国の動きも要チェックだと思います。実際、アメリカ国債を今一番保有している国は中国ですからね。もう日本じゃないんです。これだけ見ても、この二国間のつながりが、今後より強固なものになっていくのが見えてくるでしょう」
ハコ兄「そうなんですよね~。ジャパンは“バッシング”ではなくて、“パッシング”なんですよね、今や」


宮入「では最後に、ハコ兄さんの最終ポートフォリオのチェックをしましょうか。株式の『マクドナルド』を売ってしまった今、残りはETFの『SPDRゴールド・シェア』だけになりましたね」
ハコ兄「はい。今は、これでいいんだと思っています。株式はチャンスがあれば思い切って買えばいいのだし、慌てて何かに飛びついて良かったことなんか、これまで一度もなかったですから、私(笑)」
宮入「結局、齊川さんもハコ兄さんも、最後は『SPDRゴールド・シェア』に集束して終了、ということになりましたね。不安定な経済状況ですから、様々な選択肢を視野に入れつつ、時には市場が回復するのを待つ……というのも、大切なことだと思います。さて、最後に、私からハコ兄さんに、今後の投資生活でぜひ頭に入れておいていただきたいことはをお伝えしましょう」
ハコ兄「おお、お願いします先生!」
宮入「バリュー銘柄の動きを常に把握して、最低でも30~50銘柄の動きを毎日確認すること。そこから“本命”を抽出して、業績予想の変化に敏感に反応し、人気が出てきたらすかさず飛び乗ること。とても単純な話ですから、忘れず心に留めておいてくださいね。これだけやっていても、相当利益を出せるはずですよ」
ハコ兄「そうか、分かりました。その一連の流れを崩さないことですよね、投資で大事なのは。この講座の中でいろいろと失敗トレードもありましたが、将来の投資生活の成功に必ずつながると思って、これからも頑張ります」
宮入「その意気です。バブル崩壊の傷はもうどこにもありませんね、ハコ兄さん(笑)」
ハコ兄「先生のお陰で、投資家として、本当にちょっとたくましくなったような気がしてます。短い間でしたが、大変お世話になりました。いい勉強になりました」

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