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第12回 金利と時間

金利と時間

私たちは、資産を運用するときだけでなく、お金を借り入れるときにも、金利のことを考えねばなりません。
運用するときには、金利を使ってお金をうまく増やすことが求められますし、逆に借金の場合には、金利によって返済金額が雪だるま式に増えることを避けなくてはなりません。
いずれの場合も金利を金額に換算したときに、時間によってどのような影響を受けるかを理解し、うまく活用することが大切です。

単利と複利

ページ1の金利の付き方でご説明しましたが、単利と複利では、時間による効果が異なります。
それぞれの計算式は次のようになります。

上の2つのグラフからわかるように、期間が長くなるほど、また利率が高くなるほど、複利による効果は大きくなります。
これは運用のケースですが、逆に借金の場合を考えると、金利が高いほど、期間が長いほど、また複利の頻度が高い(半年複利、1ヵ月複利など)ほど、金額の増加度合いは大きくなるわけです。
同じ利率でも、付利の方法によって将来価値が異なることに注意が必要です。

将来価値から現在価値を金利で割引くという考え方

資産運用においては、将来受け取ると期待される価値を、現在価値に換算するといくらになるか、という計算から、現在の投資価値が妥当かどうかを判断する考え方があります。
このように、将来価値を現在価値に割り引くときの金利を「割引金利」または「割引率」といいます。

将来価値から現在価値を金利で割引く、という考え方は、理論株価の算出などにも用いられています。

「金利」は、「景気の体温計」といわれるように、経済活動の指標となっており、私たちの生活にもさまざまな影響を与えています。 資産運用においても「金利」を理解することで、預金や債券のみならず、株式や保険、ローンなどについての理解が深まります。 次回は、具体的な金融商品の第1回「預貯金」について。今回の金利の考え方が各商品の特色を知るために役立ちます。

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