第17回 外貨建て金融商品の種類
外国株式
外国株式とは
外国株式とは、通常、外国籍の企業が発行している株式のことをいいます。
日本から外国株式に直接投資できるようになったのは1971年以降ですが、その後外国証券投資円滑化のための外国株式東証上場(1973年)や、投資対象海外市場の拡大など、対外証券投資に関する制限は次第に取り除かれてきました。
また、1991年には大阪証券取引所に外国投資証券(カントリーファンド)が上場されました。
現在では、世界の主要市場の上場株式に個人でも直接投資ができるようになっています。
外国株式に投資する際の特徴・留意点
外国株式に投資する場合には、日本の株式に投資する場合と違って、次のような特徴があります。留意点についてもおさえておきましょう。

そのほか、国によってはカントリーリスクがある、といった点についても注意が必要です。
外国株式の売買
外国株式に投資する場合には、証券会社で「外国証券取引口座」を開設する必要があります。
外国株式の取引形態については、次の3つに区分されます。
(1)国内委託取引
国内に上場されている外国株式を取引することです。
株価に為替レートが織り込まれており、円建てで表示されます。
したがって売買は円建てで行われ、決済も国内株券と同様に行われます。
(2)外国取引
証券会社が顧客の注文を外国の株式市場に取り次ぐ取引です。
外貨と円の換算は、約定日における証券会社の定めるレートで行われます。
株券の保管は証券会社名義となり、証券会社の指定する現地の保管機関に預託されます。
(3)国内店頭取引
証券会社が顧客の相手方として外国株式を売買する取引です。
株券の決済は口座振替によって行われ、株券の預託、円貨への換算など外国取引と同様の方法で行われます。
円で収入を得て、円で生活を行っている私たち日本人にとって、外貨は普段なじみのない存在かもしれません。しかし、今や世界の経済や金融は密接につながっています。日本経済にとって海外との貿易は重要な位置を占めていますし、海外旅行で外貨を使用することもあるでしょう。また私たちが購入するモノにも輸入品が多くありますが、輸入品の価格は為替相場が円安・外貨高になれば値上がりします。私たちの生活は目には見えないところで、海外の経済や金融の影響を確実に受けているのです。
資産運用においても、個人が投資できる外貨建ての金融商品は増えています。外貨建て金融商品のメリットやリスクを理解した上で、グローバルな視点で投資機会をとらえていくことが大切です。
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