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第20回 積立投資のポイント

積立投資のメリット

前回までは、個人の資産運用の対象となる金融商品についてお話してきました。今回からは各商品に投資する際の方法について3回にわたってご説明していきます。今回はまず「積立投資」についてです。

“積立投資”と“積立貯蓄”

今回のテーマは「積立投資」ですが、これは“投資性”商品(価格変動のある商品)を対象として積立てていくことを指します。
ただし実際には、“貯蓄性”商品(元本が保証されている、または元本変動がほとんどない商品)を対象とした「積立貯蓄」を行う場合が多いことでしょう。
元本保証で一定の運用利回りが想定できる商品を積み立てることで、目標とする金額を達成するためにどのくらいの期間が必要か、などを計画することが比較的容易であるといえます。

金融商品を「積立てていく」という方法は、対象が貯蓄性商品であっても投資性商品であっても資産形成においては有効な方法といえます。
以下では「積立投資」と「積立貯蓄」の両方を含めて、「積立」という資産形成方法のポイントについてご説明していきます。

積立投資とは

積立投資とは、定期的に(毎月、2ヵ月ごと等)、一定の金額を、同一の金融商品に対して継続的に投資していく方法です。
資産運用を考える際に、「ボーナスが入ったが、そのうち50万円を何で運用しようか」「定期が満期になったけれど、次は何にしようか」など、手元にあるまとまった資金を一度に投資することを考えがちですが、積立投資は次のような点が、まとまった資金を運用する場合と異なります。

・1回当りの金額を比較的少額に設定することができます

1回当り数千円から数万円といった金額で投資できる金融商品が対象になっていることが多く、手軽に投資を始めることができます。

・一定期間ごとに投資を行います

毎月1回など、一定期間ごとに投資が行われるのが一般的です。
したがって価格変動のある投資性商品においては、毎回異なる価格での買い付けが期待できます。定期的に一定金額で投資する方法を「ドルコスト平均法」といいますが、これについては次頁で詳しく説明します。

・継続的に長期投資を行います

積立投資は、長期的な資産形成に適しています。
1回当りの金額は少額でも、数年あるいは数十年継続することで、将来まとまった資産を形成することが期待できます。

積立ての実践方法

積立投資・積立貯蓄を実践するためには、一般に次のような方法があります。

(1)の「給与天引き」は勤務している会社自体が契約している金融機関、あるいは金融商品に限られます。この方法の場合、毎月定期的に受け取る給与から自動的に差し引かれた後に給与の手取り金額が振り込まれますので、面倒な作業は一切なく、決まった金額を積み立てていくことができます。

(2)の方法は、決済口座においてあるお金の中から、一定額ずつ別の金融商品に振り替えていく方法です。決済口座に余裕があれば良いですが、振替日に残高が不足する場合には、積立てができないという事態も起こりえます。

(3)の方法は、自分で積立金額を入金するという方法ですので、手間がかかる、つい忘れてしまう、等の欠点があります。一方で今月は余裕がないと判断すれば、特に手続きを行わずに積立てを停止することができる点が利点ともいえます。

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