
第8回 投資信託のコスト
信託報酬
信託財産留保額
信託財産留保額とは、投資信託を換金する際(購入時にかかる場合もあります)に、投資家が負担するものです。換金時の基準価額に対して一定の率をかけて算出された金額(または一定の金額)が投資家から徴収され、その金額は信託財産の中に繰り入れられます。
信託財産留保額が他のコストと異なる点は、投資信託を運営する金融機関が徴収するものではない、という点です。つまり、投資信託自身が徴収し、ファンドを保有している受益者のものになります。全てのファンドが信託財産留保額を採用しているわけではないのですが、最近、この制度を採用するファンドが増えています。
では、なぜ信託財産留保額を徴収するのでしょうか?
換金時に信託財産留保額が差し引かれる場合を例に考えてみます。ある投資家がその投資信託を換金すると、保有している有価証券などを売却する必要が生じます(保有する短期金融商品などで解約代金に対応できる場合もありますが、資産の減少への対応はいずれにせよ必要となります)。このとき発生する有価証券の売却コストを、投資信託の資産全体で負担するのではなく、換金をする投資家にある程度負担してもらう、というのが、信託財産留保額を設ける主旨です。すなわち、投資家相互の公平性を保つために設けられている制度といえます。
掲載日:2008年1月28日
第8回 投資信託のコスト
- 投資信託に関するコストの全体像
- 投資信託の購入から換金までにかかるコスト > 「直接負担する費用」と「間接負担する費用」
- 申込手数料
- 申込手数料とは > 手数料に関するさまざまな仕組み
- 信託報酬
- 信託報酬とは > 信託報酬の徴収のしくみ > 信託報酬に係る消費税 > 信託報酬における実績報酬制 > 信託財産留保額 > まとめ
当資料は「投資信託」に関する情報の提供を目的として、野村アセットマネジメントが作成した参考資料であり、有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。当資料は信頼できる情報に基づいて作成されていますが、野村アセットマネジメントは、その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、当資料作成日現在の野村アセットマネジメントの見解であり、事前の連絡なしに変更されることもあります。投資に関する決定は、お客様ご自身でご判断なさるようお願いします。資料に用いられた図表等のデータは過去のものであり、何ら将来を予測するものではありません。投資信託は、株式などの値動きのある証券等に投資します(また、外貨建資産に投資する場合にはこの他に為替変動リスクもあります)ので、基準価額は変動します。したがって、元金が保証されているものではありません。・投資信託は金融機関の預金と異なり、元本は保証されていません。・投資信託は預金保険の対象ではありません。・投資信託の運用による損益は、投資信託をご購入のお客様に帰属します。・登録金融機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金制度が適用されません。・投資信託は保険ではなく、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
データ提供
野村アセットマネジメント(株)
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